マンダ教(80)
グノーシス主義の考えでは、人間は三種類に分けられます
肉体だけしか持たない「肉体人間」サルキコイ
心はあるけど星の影響に苦しむ「心魂人間」プシューキコイ
神性をもった「霊的人間」オウネウマティコイ
乱暴な言い方をすると、グノーシス主義では、人間は宇宙から堕ちてきた堕天使であって、本来居るべき場所ではない、この世に生きていることを嘆き、なんとか自分が本来いた充たされた場である故郷のプレローマ(ラテン語で充満する)に戻ろうとしているのです(84)
下三本が自分の内的な世界
上三本が外の世界、現実との対処の仕方
心の中で無意識に働く情緒の世界と外の現象の世界が組み合わさって、人の運命が決定されるのが卦なのです。

占いとユング心理学―偶然の一致はなぜ起こるのか - 秋山 さと子